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BL06 新素材創成ビームライン

目的

BL06では軟X線領域の白色光を試料に照射することにより、様々な光励起反応を利用したSRプロセスの研究を行います。BL06で使用できる放射光のエネルギー範囲は数10eVから約1keVまでの広さにおよび、この範囲で5×102 photons/sec/0.1%bw以上(リング蓄積電流1.0GeV、40mA時)のフラックスが照射されるために様々な内殻励起プロセスが同時に進み、難加工材料の微細加工や表面改質を効率よく行うことができます。
また差動排気システムが完備されているので、ガスアシスト反応などの研究に適しています。軟X線は硬X線や紫外光と異なって適した窓材がなく、光源から試料までの間を真空で接続しなければならないため、このようなガスを扱えるビームラインは国際的にも少なく、広い応用が期待されています。

構成




幾何光学図

ミラー・フィルター仕様

取り込み角:水平方向 40mrad、垂直方向 3.8mrad

フィルター仕様

20mmφのフィルタを3枚間で使用可

分光器仕様

分光器は設置されていません。(白色光)

エンドステーションにおけるスペクトル

エンドステーション

機能 光照射実験(ガスアシスト照射実験が可能)
試料サイズ 8mm(幅)×12mm(高さ)
露光エリア 15mm(幅)×10mm(高さ)
真空度 1×10-3Paまで利用可能

その他の共用機器

四重極質量分析計(BL07Aと共用)

ニュースバル運転スケジュール 申請書類・ダウンロード 現在の運転状況 高度産業科学技術研究所 合同会社シンクロトロンアナリシスLLC SPring-8

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