産業用分析ビームラインの低エネルギーブランチBL-5Bは50~1300eVを設計仕様としておりますが、先日の低エネルギー極限に当たるLi K端(54.7 eV)に続き、高エネルギー極限に当たるMg K端(1303eV)の吸収分光測定に成功しました。Mgは水素吸蔵材料など先端産業分野で注目されている元素であり、広範な産業利用のニーズが見込まれます。また、この測定結果よりBL5Bが設計仕様の全領域で利用可能であることを確認いたしました。
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