ご利用案内
ご利用の流れ
ニュースバル放射光施設では、各種ビームラインを大学研究者・公的研究機関・産業界の方々に有償利用いただけます。 放射光利用の相談から利用の終了までは、下図の流れになります。
利用前
- 放射光利用をお考えの際は、まずニュースバル(NS)事務室へご相談ください。その後、各ビームライン担当者より折り返しご相談・打ち合わせを行い、利用形態・使用するビームライン・料金・日程などを決定します。
- 利用形態に応じた書類を提出ください。
共同研究・受託研究・研修生派遣:大学との各種契約書類(「高度研事務」へ提出ください)
共用利用:ビームライン利用申請書(「NS事務」へ提出ください) - NSユーザー登録(放射線業務従事者登録)申請書を「NS事務」へ提出ください。
(注意:利用日の10営業日前必着です!) - NSユーザー登録書類提出後、安全講習を受講します。
- 安全講習終了後、ICタグ・線量計などを貸与いたします。
※初回申請後、次回月以降、ニュースバル来所通知書を来所3営業日前までに提出してください。
利用中
- 利用中はビームライン担当者がユーザーの実験をサポートします。
利用終了後
- IDカード・線量計の返却のほか、報告書を提出頂きます。
この他、SALLCによる手続き代行も行っております
ご利用にあたって
- ニュースバル放射光施設で利用実験を行うユーザーはNSユーザー登録が必要です。
SPring-8を利用する際に必要なSPring-8ユーザー登録とは別の手続きになりますのでご注意下さい。
登録は年度毎に必要です。
そのため、ニュースバル放射光施設で初めて利用実験を行うユーザーだけでなく、前年度から継続利用されているユーザーも年度切り替わりで再度登録を行ってください。
手続きに時間がかかるため、利用日の10営業日前までに書類をご提出ください。 - また、高度研および兵庫県立大学以外の所属のユーザーはニュースバル来所通知書の提出が必要です。
ユーザー登録をおこなった月は必要ありませんが、来所前には月ごとにメール添付での提出が必要です。
※提出期限は来所日の3営業日前までです。ニュースバル予約来所の件とメールの件名につけてください。
例外はありません。(停止期間も提出してください)
利用形態
利用形態として、長期間契約の共同研究制度、受託研究制度、短期間契約の共用利用制度(先端施設共用促進事業)、および、研究生派遣制度があります。
共用利用制度に関しては成果公開と成果非公開の2つの選択肢があります。ご利用の目的・内容によってどちらを選択するかをご相談の上、お決め下さい。
利用形態 | 概要 | 利用料金 | 成果公開 |
---|---|---|---|
共同研究 | 長期間の利用契約です。 企業等から派遣された研究員と本学研究者とが、契約を交わして一定期間共同して研究開発を行います。 |
要相談 | 要相談 |
受託研究 | 長期間の利用契約です。 企業等から研究費を受け入れ、委託された課題について研究を行います。 |
要相談 | 要相談 |
共用利用 | 短期間の利用契約です。 1シフト(4時間)単位でビームラインをご自身で利用いただけます。 企業・大学・研究機関の方がご利用可能です。 成果公開で利用料を50%減免できます。 |
35,310円~ 105,600円 /シフト(+α) |
○/- |
研修生派遣 | 企業等から派遣された研修生を本大学教員および本施設のスタッフが指導・援助します | 35,300円/月 | - |
共同研究
企業等から研究者や研究経費等を受け入れて、大学教員と企業等の研究者が対等の立場で共通の課題について研究を行います。
大学と共同研究契約を締結し、適切な経費を分担していただきます。共同研究員を大学に派遣する場合は、1名あたり年額 432,000 円を納付願います。
大学が実施する共同研究制度の詳細については兵庫県立大学「研究シーズ・産学連携」を御覧ください。
必要書類のダウンロードはこちら(兵庫県立大学のページに移動します)
兵庫県立大学 高度産業科学技術研究所 事務室
〒678-1205 兵庫県赤穂郡上郡町光都3-1-2
TEL: 0791-58-0249
E-mail: cast-clerk@lasti.u-hyogo.ac.jp
受託研究
企業等から研究費を受け入れ、委託された課題について研究を行います。大学と受託研究契約を締結していただきます。
大学が実施する受託研究制度の詳細については兵庫県立大学「研究シーズ・産学連携」を御覧ください。
必要書類のダウンロードはこちら(兵庫県立大学のページに移動します)
兵庫県立大学 高度産業科学技術研究所 事務室
〒678-1205 兵庫県赤穂郡上郡町光都3-1-2
TEL: 0791-58-0249
E-mail: cast-clerk@lasti.u-hyogo.ac.jp
共用利用(先端施設共用促進事業)
企業・大学・研究機関の方を対象とし、ビームラインをご自身でご利用いただける制度です。
1シフト(4時間)から組めるため、短期間の実験に向いています。
成果公開型・成果非公開型いずれかの方式で利用できます。
また、放射光利用が初めての方、試験的に利用したい方のために原則4シフト(16時間、ただし1日に利用可能なのは2シフトまで)まで無料でご利用いただけるトライアルユース制度もあります。
対象は企業あるいは産学連携研究チームによる利用です。
トライアルユースを利用された場合は、原則成果公開となります。
種別 | 利用料金 | 備考 |
---|---|---|
成果非公開 | 減免なし | 利用料金の詳細はこちら |
成果公開 | 50%減免 | 減免はなくなるが利用後に非公開に変更することは可能 |
トライアルユース | 無料 | 成果公開が原則。合計4シフト(16時間)まで利用可能 |
利用料金(共用利用)
各ビームライン毎、成果公開の有無、高度化機器の使用の有無により料金が異なります。
2013 年度に共用促進事業としてビームラインの高度化を 行いました。これにより、高度化を行ったビームラインで は、高度化機器利用料金がかかる場合があります。
※ 利用料金の算出は利用状況報告書を元に行われます。
利用料金 = (1)基本料金 + (2)高度化機器利用料金
(1) ビームライン利用基本料金
利用ビームラインにより異なります。
利用ビームライン | 1シフト(4時間)あたりの基本料金(税込み) |
---|---|
BL01, BL02, BL03, BL05,BL06, BL10, BL11 | 52,800円 |
BL07 | 79,310円 |
BL09 | 105,600円 |
LEENA | 35,310円 |
(2) 高度化機器利用料金
利用高度化機器 | 1シフト(4時間)あたりの基本料金(税込み) |
---|---|
[BL05A] 制御の高度化 | 6,050円 |
[BL05B] 制御の高度化 | 13,420円 |
[BL05B 光電子] in situ 測定システム | 2,310円 |
[BL05A] 嫌気性試料導入システム | 3,520円 |
[BL05B 吸収] 嫌気性試料導入システム | 3,520円 |
[BL05B 光電子] 嫌気性試料導入システム | 3,520円 |
グローブボックス | 3,080円 |
試料用検出器 | 1,210円 |
[BL07A] 多層膜鏡分光器 | 16,280円 |
[BL07A] 蛍光分光分析などの評価装置 | 18,920円 |
[BL07B] 高エネルギー分解能電子分析アナライザー | 9,680円 |
[BL07B] 放射光マイクロビーム化・真空制御調整システム | 7,480円 |
[BL09A] 分析ステーションへの発光分光装置 | 10,230円 |
[BL10] EUV レジストの反応解析用回折格子 | 10,890円 |
[BL10] 大型 EUV ミラー用反射率計 | 27,610円 |
[BL11] 先端ものづくり産業ビームライン | 33,440円 |
[BL11] 3次元微細構造形成用精密多軸スキャンステージ | 12,540円 |
※ 産業用分析ビームラインBL05をご利用の方でSALLCによるサポートを受けられる場合は別途SALLCサポート料金が必要です。
詳細はこちら。
※ 産業用分析ビームラインBL05のご利用に関しては合同会社シンクロトロンアナリシスLLC(SALLC)による測定支援・代行測定・利用手続き代行も可能ですので共用促進リエゾンまたはSALLC(sallc-nf@lasti.u-hyogo.ac.jp)にお問い合わせください。この場合、料金体系が異なりますのでご注意ください。詳細はこちら。
兵庫県立大学 高度産業科学技術研究所 事務室
〒678-1205 兵庫県赤穂郡上郡町光都3-1-2
TEL: 0791-58-0249
E-mail:ns-clerk@lasti.u-hyogo.ac.jp
研修生派遣
企業等から派遣された研修生を本大学教員および本施設のスタッフが指導・援助する制度です。
大学規定により、費用は 35,300 円/月となります。
大学が実施する研修生派遣制度の詳細については兵庫県立大学「研究シーズ・産学連携」を御覧ください。
兵庫県立大学 高度産業科学技術研究所 事務室
〒678-1205 兵庫県赤穂郡上郡町光都3-1-2
TEL: 0791-58-0249
E-mail: cast-clerk@lasti.u-hyogo.ac.jp
成果公開
ニュースバル放射光施設を用いて得られた研究成果の公開について。
成果公開(トライアルユースを含む)で利用された場合は、利用料が50%減額(トライアルユースは無料)になります。 この場合、提出していただいた成果報告書の内容は ニュースバルのHPで公開します。 ただし、特許出願などのやむを得ない理由がある場合には、成果報告書の提出を最大2年延期することができます。
成果非公開で利用された場合は、成果報告書の提出の必要はありません。 また利用課題名も公開いたしません。 利用完了後に成果公開型から成果非公開型へ切り替えることも出来ます。
ニュースバル施設での実験成果を外部で発表する場合、発表概要(論文誌名・著者、学会名・発表者、等)をニュースバル共用促進室まで連絡頂けますようお願いします。 また共用利用による成果公開の場合は、「ニュースバル放射光施設共用促進事業による援助を受けた」と 記載をお願いします。
守秘義務
応募課題や審査に関わる情報および個人情報の取り扱いについて。
本事業関係者は、応募課題や審査に関わる情報に関し、守秘義務を負います。
また、提出いただいた課題申請書および関連資料は、審査の目的のみに使用し、公表することはありません。
ただし、採択された利用課題名および利用者名は、文部科学省に報告するほか、当機構のホームページに掲載する等により、公表させていただくことがあります。
なお、共同研究、受託研究の場合、各々共同研究契約書、受託研究契約書の規定に従います。